英会話講師の派遣プログラマーデビュー

私は今、英会話講師として働いています。
英会話講師になったのは、経歴に理由があります。
私はアメリカの大学で、ビジネスアドミニストレーションの学士号を取得しました。

ビジネスアドミニストレーションの学位でも、会計学にフォーカスした学位だったので、主にファイナンス、経理、財務の仕事をして、アメリカの銀行などで、17年間働きました。

その経験を生かして英会話講師になったのですが、年収が少ないことが不満の一つです。

17年間の平均年収が400万円だとして、400万円X17年で、6,800万円になります。

6,800万円に加え、200万円の賞与をもらったとすると、合計で7,000万円ぐらい稼いだことになります。
今はシングルマザーとなってしまったため、パートタイムで英会話講師と、不定期な翻訳の仕事をしています。

パートタイムの英会話の講師と、不定期な翻訳の仕事の収入を予測するのは、とても難しいですが、子供が大きくなった時に、働く時間を増やすとして、平均年収300万円ぐらいになるのではないかなと思います。
平均年収300万円で、25年間働くとします。

平均年収300万円X25年で、合計7,500万円稼ぐことになります。
大学を卒業して、すぐ米国公認会計士の資格を取っていたなら、平均年収1,000万円ぐらいになっていたかもしれないと思います。

そして、子育てのために仕事を辞めなかったとしたら、管理職にならなかったとしても、更に平均年収が1,000万円から、1,200万円ぐらいに上がっていたと思います。

もし大学を卒業して米国公認会計士の試験に合格し、ノンストップで40年ぐらい働いたとしたら、生涯年収が、4億円から、5億円の間になったと思います。
しかし受かればの話であって、もう過去に戻ることはできません。

子供たちの将来のことも考え、少しでも安定した収入の高い仕事に就きたいと考え、転職をしようと思い立ちました。
そこで目を付けたのがプログラマーです。

システムエンジニアの友人に聞いた話では、金融や会計システムを構築する案件が多いらしく、私が持っている会計のスキルを生かすことができそうだったからです。
ただ未経験者がいきなりSEとして転職するのは無理なので、まずはプログラマーとして経歴を増やせばいいというアドバイスをもらいました。
言語は会計システムであれば、Javaが無難だとのこと。

そこで私は、Javaプログラミングの3ヶ月スクールを申込み、英会話講師のかたわらでプログラミングの勉強を始めました。
そして2カ月ほどたったある日、アドバイスをもらった友人から
「知り合いの会社が派遣のJavaプログラマーの求人を出している。口をきいてみようか?」
と、申し出を受けたのです。

私は申し訳ないと思いつつも、その気遣いに感謝し「ぜひお願いします」と要望したのです。

それからはトントン拍子に話が進み、ちょうどJavaプログラミングスクールを卒業した次の日から、派遣先でプログラマーとしてデビューすることになりました。
今は働き出して2か月目ですが、なんとか仕事をこなせるようになりつつあります。
給料は派遣社員ですが、英会話講師の約2倍にもなりました。
世間の評判通り、プログラマーは高給です。
今後はもっと収入を増やせるよう、サーバ構築のスキルを磨いていく予定です。