倉庫内作業に転職すべきか?10年働いてわかったこと

倉庫内作業に転職するのってどうなの?
そう思っている人に伝えたいことがあります。
「倉庫内作業はやめたほうがいい!」
だってデメリットばかりある業界ですから。
転職しても、待っているのは醜い現実ですよ。

もちろんメリットもありますよ。
でも圧倒的にデメリットの方が多いです。

今回は、そんな現実を書いてみたいと思います。
倉庫内作業に転職を考えてる人にぜひ読んで欲しいです。

肉体的にきつい

倉庫内作業は肉体的にきついです。
なぜならピッキングという荷物を集める作業があるからです。
ピッキング作業は、1日中歩き続けるので、足がパンパンになります。
集める荷物は、20Kg、30kg以上の重い荷物があり、それを連続で持つこともあるのです。
仕事が終わると、腕や足だけではなく、からだ全体がパンパン。
その日に疲れが取れることなく、次の日もかなり疲れがたまった状態です。
その結果、長い間続けられる仕事でないと判断して、短い期間で辞める人がたくさんいます。

精神的にきつい

倉庫内作業は精神的にきついです。
なぜかというと、検品という確認作業があるからです。
検品は、正しく出荷できる準備ができたのか最終確認する作業です。
なので検品作業は、出荷間違いを防ぐ最後の砦となります。
もし誤出荷すると、取引先に迷惑がかかるので、どの作業のミスよりも大目玉を食らうことになるのです。
誤出荷は、すべて検品者の責任にされてしまいます。
これがかなり精神的にきついです。

しかも検品作業は、単調な作業の繰り返しなので、飽きるし、眠くなるし、1分が30分に感じるほどです。
このような精神的苦痛を感じながら仕事をしなくてはいけません。

時間的に厳しい

倉庫内作業は、結構楽です。
基本的にひとりで淡々と作業するだだけですから。
誰かに気を遣ったりすることも少なく、気楽なものです。
これがこの仕事の良いでもあります。

でもね、時間には厳しいんです。

倉庫は配達業界ですからね。
配達業界で遅れは許されません。

お客さんは、トラックの出発が遅れると大損害を受けます。
スーパーの特売に間に合わない、到着まで人を待機させる人件費、コンビニの弁当が空っぽになる、工場の部品が届かず作業中断などなど。
チョットの遅延で数十万円、数百万円という大損害。

だから10分遅れただけでクレームの電話がバンバン鳴るし、損害補填もさせられます。
何度か遅れると「取引中止」も珍しくありません。

遅延が会社の売り上げに直結するんですよね。
だからこそ時間の遅れにすごく厳しいのです。

こうなると会社も時間に対してピリピリします。
もし遅れれば、上司から怒鳴られますし、プレッシャーもハンパないですし、自分の給料も減らされますし、トラックの運ちゃんからも怒鳴られますし、同僚からも煙たがらりもします。

もちろん時間を守るのは大切です。
でもね。守れないときだってあるんですよ。
自分の体調が悪かったり、腰を痛めてるときだったり、そもそも荷物が多すぎたり。

それでも遅れた原因は作業員に降りかかってきますし、その責任はキッチリ取らされます・・・。

倉庫内作業は、こんな業界なんですよ。

スキルが身に付かない

倉庫ってスキルが身に付くと思っていました。
だってフォークリフト使うじゃないですか。
資格も取れるし、運転技術も身に付くし。
40歳や50歳になっても転職に有利そうだと思っていました。

でもね、実際は全然違います。

ハッキリ言って、スキルは身に付きません。
荷物を運ぶだけの仕事ですから。
そんな単純作業でスキルなんて身に付くわけがない・・。

未経験者でもたった1時間で、10年目のベテランと同様の仕事ができるほど簡単です。
身に付くものは筋肉ぐらいでしょうか。

他には、
ガマン強さ。
暑さと寒さへの耐性。
上手にサボるスキル。

正直どうでもいいスキルばかり・・。
社会で役に立つような、真っ当なスキルは身に付きません。

だから将来転職するときに困るのです。
実際、この仕事をやめて転職する人は多いです。
でもそのあとが結構悲惨です。アルバイトだったり、派遣だったり、期間工だったり、交通整理だったり、タクシーの運転手だったり、介護だったり・・。
まともな給料をもらえる仕事は無理でしょう。

最悪なケースだと、倉庫歴20年のベテラン男性で、腰を悪くして退職、次の転職先が決まらず、2年間もハローワークに通い続けるも、無職のままで、住宅ローンが返済できず、家がなくなって、息子の大学
入学費が払えず、消費者金融で借金をして、今はホームレスっていう悲惨な方もいます。
まあホームレスになる話はチラホラ聞きます・・。

もちろんフォークリフトの資格は取れます。
でもね。実はたった5日で取れる資格なんですよ。
だから業界的には、持っていて当たり前。
「文字の読み書き」くらいの当然の資格です。
ほぼ無価値。

倉庫内作業は、スキルが身に付きませんのでご注意を!

リストラされる確率が高い

倉庫内作業で働けば、人生安泰と思っていました。
だってこの世にモノがある限り、動き続きますからね。
モノが動き続ける限り、仕事がなくならないと思っていました。

でもね、最近徐々にロボット化が進んでいるんですよ。

例えば大手のニトリやアマゾンは、積極的にロボットを導入しています。
ロボットは人間より優秀ですからね。
作業が早いし、まったくミスもしないし、24時間ずっと働いても何一つ文句を言わないし、人間を管理するよりもラクだし、ムダな人件費もかからないし・・・。
実際、アマゾンはロボットを導入することで、1倉庫当たり約25億円の大幅なコストカットに成功しています。

だから、ほかの会社もアマゾンに追いつき追い越そうと、ロボットをバンバン導入しています。
大手の会社はもちろん、中小の会社もロボットの導入を始めました。
こうなると、人手が余ってきます。
もし余れば、他の部署へたらい回しにされたり、島流しされたり、リストラされたり・・・。
倉庫作業員は、何のスキルも身に付かないので、どこへ行っても邪魔者扱いされるだけです。
それに耐えれず転職する人もたくさんいます。

たしかに、今はロボット化されていない倉庫が多いです。
でも、大手の会社はもちろん、中小の会社もロボットに仕事を任せ始めているんですよ。
だから、倉庫作業員がこの世から消える可能性は非常に高いです。
ちなみに倉庫内作業は、単純作業だし、必要なスキルもいらないし、コミュニケーションもいらないので、ロボットに10年以内に仕事が奪われると言われています。

倉庫内作業は、リストラされる確率が高い業界なのでご注意を!

給料が激安

倉庫内作業は、給料が高いと思っていました。
だって肉体労働は大変じゃないですか。
重いものをたくさん持たないといけないし、1日中動きっぱなしだし。

でもね、実際は給料が激安です。

例えば一般の平均年収って400万円弱。
倉庫内作業は、300万円未満の人がほとんど。
手取りにすると毎月16万円ほど。
一般の人よりはるかに安い給料なんですよね。
それもそのはず。倉庫で働いてもスキルが全く身に付かないから、自分の価値なんて高まらない。
会社は、そんな人に高い給料を払うわけありません。

だから生活が苦しいんですよね。
結婚して子供ができれば、生活費で給料なんて吹っ飛びますよ!
そうなれば貯金もできないし、何も買えないし、どこにも旅行に行けないし、子どもの大学費用も払えないし。
急な出費をカードローンで回避することもしばしば・・。
はっきり言って夫婦共働きじゃないと、生活していくのは無理です。

もちろん昇給はしますよ。
でも、上がるのはほんのわずか。
私は50円しか昇給しないことが3回ほどありましたよ。

倉庫内作業は、最初から給料が激安なうえに、昇給もしない業界なのです。
給料が安くて退職する人は、数知れません。

一旦まとめ

倉庫内作業は、仕事がきついし、将来性もないし、給料も安い。
これが現実です。
だから転職するべきではない!

でもね、倉庫内作業にもメリットはあります。
少ないですけど・・。
ただメリットを知ったほうが、より倉庫内作業のことが分かるはずです。
ということで、次はメリットを書きたいと思います!
もう少しだけ、僕の話に付き合ってくださいね。

安易に入社できる

倉庫内作業は、かなり疲れます。
重いモノを持ったり、動きっぱなので。
正直、体力がないとキツイです。

でもね、作業するのは誰でもできるんですよ。

倉庫内作業はスキル無しで働けます。
未経験者でもたった1時間働くだけで、勤続10年目のベテランと同等の仕事ができるほど簡単です。
学歴なんて関係ないし、年齢も関係ない。
体力があれば、誰でもいいんですよね。

だから安易に入社できるんです。
ほかの会社では不採用が続いたけど、倉庫内作業の会社は採用された人ってたくさんいます。
40代、50代の人が行き場を失って、最後にたどり着くのが倉庫内作業。
これ倉庫のあるあるです。

もちろん、倉庫内作業でも不採用のことはありますよ。
でも不採用の人は、よっぽど問題がある人。
たいていの人は、採用されますよ。

このように倉庫内作業の会社は、安易に入社できる業界です。

コミュニケーション力はいらない

倉庫って色々な人いますよね。
バイトだったり、パートだったり、派遣社員だったり、正社員だったり、トラックの運転手だったり。
人と関わる機会が多いのかなと思っていました。

でもね、人と関わることが滅多にないんですよ。

倉庫内作業は、黙々とする一人でする作業です。
なので、人と話をすることがほとんどありません。
人と話をするときは、何かのトラブルが起きたときぐらいでしょうか。
1日、だれとも話さないこともあるほどです。

だから、コミュニケーション力なんて必要ありません!
実際、働いている人は、人と接するのが苦手、人見知り、人が好きじゃないという人が多いです。

もちろん、仕事の話をしますよ。
でも、それって5分や10分ぐらい。
ほかの会社に比べると、ほとんど話す機会がないんですよね。

なので倉庫内作業は、人と接することが苦手な人に向いている業界です。

まとめ

最初にも言ったけど、もう一度言います。
倉庫内作業に転職しないほうがいいです!
だって仕事がキツいし、将来が不安だし、給料が安いから。
現実はそんなもの。

でもね。倉庫内作業にも良いところはありますよ。
人とコミュケーションを取らなくていいので、気楽です。
だから人と接したくない人には向いています。

ただし倉庫内作業は、あと10年以内に消えると言われています。
もし転職するなら、リストラされる覚悟をしておいたほうがいいかもしれません・・。